【JUTEC】1000°の放射熱から体を守る唯一無似の耐熱服!
2023.12.25
レビュー職場でこのようなシーンはありますか?
製鉄工場や金属加工業での高炉前作業は、超高温の放射熱や溶湯(溶けた状態の真っ赤な金属)が飛散することもよくあり作業者にとって非常にハイリスクです!簡易的な耐熱服でこのような溶湯を扱うような作業をしていては大火傷に留まらず命の危険が伴います。また溶湯の温度は一般的に670~760°になるため耐熱服の性能としてはそれを超える耐熱温度は必須なのです。今回はこのような作業現場にオススメの耐熱服をご紹介致します。
JUTEC 耐熱保護服 コート
品名:JUTEC 耐熱保護服 コート Lサイズ
品番:HSM120KA-1-52
この製品(コート)の他にフード、ジャケット、ズボン、袖付きエプロン、足カバーのラインナップがあります。また生地の厚みの違いにより2種類ラインナップがあり、生地厚みが0.5mmの「KA1タイプ」(アルミや軽金属の製鉄関係にオススメ)と生地厚みが0.9mmの「KA2タイプ」(重金属の製鉄関係にオススメ)があります。
耐熱温度1000°(放射熱)
この製品の最大の特徴は耐放射熱温度が1000度!高炉の前で高温の放射熱を浴びても、ドロドロに溶けた真っ赤な鉄(溶湯)が飛散しても作業者の安全を守ってくれるのです。「アルミナイズドプレオックスアラミド」という特殊生地を使用しており世界標準規格ISO11612:2015及び欧州規格EN531を取得しています。早速ですがこの耐熱服がどれだけ耐熱性能があるのか実験をご覧下さい!
実験1:溶解されたアルミを付着させる
実際に溶けたアルミを付着させてみて生地がどのような状態になるのでしょうか。この動画の後もアルミを何度も付着させます・・・
※性能評価のための実験です。故意に真似はしないで下さい。
※性能評価のための実験です。故意に真似はしないで下さい。
KA1(アルミ、軽金属用)シリーズで実験
結果は・・・
ご覧の通り、表面は熱でただれたような状態になっていますが、裏面は全く問題ありません。人が着用している状態でこのようなまとまった溶湯を浴びても人体には影響がないのです。
実験2:酸素ランスでの鉄の溶解作業を想定
鉄の溶かすための下記のような作業シーンを想定してみてください。
このようなシーンを想定して高温の放射熱と大量の火花(炎?)を浴びせてみました!
※性能評価のための実験です。故意に真似はしないで下さい。
※性能評価のための実験です。故意に真似はしないで下さい。
KA2シリーズ(重金属用)にて実験
結果は・・・
なんとこのような焼き尽くすほどの炎を浴びせても裏面(内側)には影響がないのです!「アルミナイズドプレオックスアラミド」の耐熱性能恐るべし!続いてこれらの製品が取得しているISO11612:2015でどのような評価を受けているかご紹介いたします。
ISO11612規格の耐熱基準
ISO基準の「Codeletter」C~Fが耐熱に関わっておりJUTEC製品は全て下記評価を得ています。
〈Codeletter C(生地内側が24°まで上がる時間)〉
・C1:7~20秒
・C2:20~50秒
・C3:50~95秒(KA1、KA2シリーズ)
・C4:95秒以上
〈Codeletter D(溶解したアルミの飛散に何グラムまで耐えられるか)〉
・D1:60~120g
・D2:120~200g
・D3:350g以上(KA1、KA2シリーズ)
〈Codeletter E(1400度の溶解した鉄の飛散に何グラムまで耐えられるか)〉
・E1:60~120g
・E2:120~200g
・E3:350g以上(KA1、KA2シリーズ)
〈Codeletter F(接触熱に耐えられる時間)〉
・F1:5~10秒(KA2シリーズ)
・F2:10~15秒
・F3:15秒以上
上記の通り、世界標準規格で高い評価を得ており、かつJUTEC製品は世界80カ国に輸出され全世界で製鉄工場、金属加工工場で幅広く使用されており、安心してご使用いただけます。
また作業者保護の観点からどのような熱が作業現場で発生するかと定義されています。熱の種類は主に3種類あり、全ての熱に対してJUTEC保護服は作業者を守ってくれます。
・自然放熱・・・特定の状況における周囲の気温(例:オフィス内は20度)
・伝導熱・・・・・高温なワーク、溶湯などが付着することによる熱
・放射熱・・・・・高炉やかまどなどの火元から発生する熱
〈Codeletter C(生地内側が24°まで上がる時間)〉
・C1:7~20秒
・C2:20~50秒
・C3:50~95秒(KA1、KA2シリーズ)
・C4:95秒以上
〈Codeletter D(溶解したアルミの飛散に何グラムまで耐えられるか)〉
・D1:60~120g
・D2:120~200g
・D3:350g以上(KA1、KA2シリーズ)
〈Codeletter E(1400度の溶解した鉄の飛散に何グラムまで耐えられるか)〉
・E1:60~120g
・E2:120~200g
・E3:350g以上(KA1、KA2シリーズ)
〈Codeletter F(接触熱に耐えられる時間)〉
・F1:5~10秒(KA2シリーズ)
・F2:10~15秒
・F3:15秒以上
上記の通り、世界標準規格で高い評価を得ており、かつJUTEC製品は世界80カ国に輸出され全世界で製鉄工場、金属加工工場で幅広く使用されており、安心してご使用いただけます。
また作業者保護の観点からどのような熱が作業現場で発生するかと定義されています。熱の種類は主に3種類あり、全ての熱に対してJUTEC保護服は作業者を守ってくれます。
・自然放熱・・・特定の状況における周囲の気温(例:オフィス内は20度)
・伝導熱・・・・・高温なワーク、溶湯などが付着することによる熱
・放射熱・・・・・高炉やかまどなどの火元から発生する熱
軽量、薄生地で作業性も抜群!
この製品の特長は耐熱温度に注目してしまうのですが、実はもう一点!この耐熱服は作業性も抜群です!通常の耐熱服は耐熱性能を重視するため生地が分厚くなり、服自体がかなり重くなってしまいます。しかしJUTEC製の耐熱服は厚み:0.5mm(KA1)もしくは0.9mm(KA2)のため非常に生地が薄いことにより軽量で、かつ柔らかく作業性に優れています。はじめにご紹介したLサイズのコートは僅か830gで他社同等品と比較しても約40%も軽いのです!またJUTEC製品はコート、ジャケット、ズボン共にS,M,Lとサイズ展開があり(フリーサイズではないため)作業者の体に合ったサイズを着用いただけるため作業性に支障をきたすことはありません。
最後に
このようなアルミをコーティングした耐熱服、他メーカーでもいろいろとあるのですが1000度までの放射熱に耐えれる服は他になく類似品では現状500度が限界です。さらにこのような高い耐熱性能があるにもかかわらず軽量かつ薄生地で作業性も優れています。一般的には耐熱性能を高めようとすればするほど生地が厚くなり重くなり...となりますがJUTEC社独自の技術により「耐熱性能」と「作業性」の両立した優れものです。鉄を製造、加工する現場では必ずこのような耐熱服が必要ですので是非1度JUTEC製耐熱服をご使用ください!
〈注意〉
この製品は金属の製造現場や加工現場での使用を目的としています。消防服としての使用、またアークフラッシュには耐えられませんのでご注意下さい。
〈注意〉
この製品は金属の製造現場や加工現場での使用を目的としています。消防服としての使用、またアークフラッシュには耐えられませんのでご注意下さい。
JUTEC/ユーテック社
1987年ドイツ創業の耐熱保護具専門メーカー。創業以来製鉄業や金属加工業向けの耐熱保護具に特化して製造。あらゆるカテゴリの金属加工業と接点を持ち30年以上の経験がら高性能かつ作業性に特化した耐熱保護具を製造。世界80カ国以上の国へ販売実績があり世界各国の総合保護具メーカーへOEM供給している実力派サプライヤーです。
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この記事を書いた人
Yuki Taguchi
ヨーロッパ及び中東地域を担当しています!
ドイツを中心にヨーロッパの高品質工具を開拓しています!