【CHANNEL LOCK】アメリカの古豪メーカー渾身の最新作をご紹介！

2023.12.22

１３５年の歴史は伊達じゃない！

アメリカのハンドツールメーカーと言えばスナップ・オン・ツールズを代表するオートモーティブ系のイメージが強い方も多いかもしれません。
そんなアメリカのトップブランド各社のプライヤー工具を数多くOEM受託もしているアメリカ工具界の老舗メーカーCHANNEL LOCK社。なんと創業１８８６年の御年１３５年の超長寿企業で御座います。
CHANNEL LOCK社が磨き上げてきた技術とプライドが詰まった最新モデルをご紹介いたします！

Made in USA のプライド

ペンシルベニア州工場で一貫生産

CHANNEL LOCK社は創業以来Made in USAにこだわりを持ち続け、今日でもプライヤー工具に関しては１００％ペンシルベニア州ミードビルの工場で一貫生産を行う徹底ぶり。
良質なアメリカ産スチールから作られた焼き入れ炭素鋼の強度は折り紙つき。もちろん今回ご紹介するプライヤーもMade in USAです。

MADE IN USAの刻印

配管工の皆様に朗報！

配管工の皆様に朗報です。
今回ご紹介するのはプライヤーレンチの最新モデル”スピードグリップ”.。
ボルトやナットはもちろんパイプもガッチリ掴んで離さないプライヤーレンチは現場で重宝しますよね。

品番：430X
プライヤーレンチ　”スピードグリップ”　２４２ｍｍ

スピードグリップのサイズ展開は3種類。
428X ：最大口開き30mm 全長215mm
430X ：最大口開き50mm 全長242mm
440X ：最大口開き58mm 全長306mm
今回は真ん中のサイズ430Xを手元に取り寄せてレビューしていきます！

特長①なめらか～な口開き調整

口開きの調整はボタン操作でラクラク。
ほとんど引っ掛かりを感じることなくスムーズにスライドします。
430Xは最大口開き50.8mmまで実に18段階の口開き調整が可能です！
微妙な口開き調整で作業の効率性は大きく変わってきますよね。

対辺43mmのナットもなんのその。ガッチリ掴みます。

ボタンの裏側には星条旗のモチーフが。洒落てます。

特長②超強力なアゴ

このワイルドすぎるアゴをご覧ください。
もはやプライヤーレンチを超えて恐竜です。
くわえ部には深くアヤ目加工が施されています。
どれくらいパワーがあるのか筆者愛用の１２KGのダンベルを試しに持ち上げてみました。

※危険ですので決して真似しないでください。

楽勝でした。
我が家のフローリングを傷つけたくないのでこれ以上は試していませんが、
まだまだ高重量をつかめそうでした。
これだけのパワーがあれば安心して現場でタフに使えますね！

特長③配管のバリ取りも可能

三つ目の特長は珍しい機能です。
現場で配管材料をカットした際にバリが残ってしまうことがあると思います。
スピードグリップには上アゴに溝加工が施してあり、配管内径のバリ取りを簡易処理が可能です。
ちょっとしたことですが、面倒な作業を処理できる助かる機能です。

特長④超コンフォートグリップ

グリップカラーは爽やかなライトブルー。CHANNEL LOCKの統一カラーです。

最後の特長は肉厚なクッション素材で覆われたコンフォートグリップ。
一般的なビニール被覆と比較してかなり分厚く、握り心地は最高です。
4本の指がかかる箇所と手の腹が触れる箇所には滑り止めの表面処理が。
油っこい手で作業してもしっかりとグリップしてくれます。

まとめ

CHANNEL LOCK社の満を持しての最新作、いかがでしたでしょうか？
特長を再度まとめます。

①なめらか～な口開き調整
②超強力なアゴ
③配管のバリ取りも可能特長
④超コンフォートグリップ

いまどきプライヤーレンチ１丁で記事が書ける商品なんて珍しいのではないでしょうか？！
それほど特長のある本格工具を是非皆さんの標準装備に１丁ご検討ください！

CHANNEL LOCK社

創業１８８６年、１３５年の歴史を誇るアメリカを代表する老舗プライヤーメーカー。
大工向け工具から端を発し、２０世紀前半にペンチ、プライヤー、ハンマーなど徐々にラインナップを増やしてきました。
1933年にはジョー部分をスライドさせることで様々なサイズに対応可能な画期的なプライヤーを発明し、このプライヤーは「Channellock」と名付けられ、現在のメーカー名にもなっています。
日本ではまだ認知度は高くはありませんが、アメリカ国内では配管工をはじめ自動車整備工、電気工、工場保全、大工など幅広い産業で多くの職人に愛用され続けています。