【TEAM WENDY , U.S Armor】防弾ミリタリースペックの保護具でネクストレベルの安全を！

2023.12.22

安全対策の最高峰を目指して

防弾と聞くと少年団しか出てこないほど平和な日本。

中々日本人には馴染みのない商品群ではありますが、テロの恐れがあったり、治安が悪かったりする国を訪れる方や戦場カメラマン、ボディーガード、まれに選挙中の政治家の方がつけていたりします。
また昨今ではサバイバルゲームを嗜む方なども着用されるようです。

加えて日本の原子力施設では警察が、銃器や防弾仕様の警備車を備えた部隊によって２４時間体制で警戒し、万が一、テロが起こった場合には、高度な制圧能力をもつ特殊部隊を投入できる体制が整えられています。
併せて防弾チョッキや防弾ヘルメットの着用も行っているようです。

そんな防弾に関するお話、本記事では商品やメーカーの紹介とともに書き記していきます。

銃弾ってどうやって止めるんでしょうか？

これも一つの手段ですが・・

防弾チョッキは、強靭な特殊繊維によって銃弾の威力を押しとどめ、弾が貫通するのを防ぎます。
銃弾の威力を軽減するために特殊な繊維が使われていますが、これに金属のプレートを組み合わせて使われることもあります。

致命傷を避けるために貫通を防ぐものの威力が少し分散されるのみで衝撃は避けられません。
防弾チョッキを着用していたとしても、あざになるような打撲や内臓破裂、骨折などの可能性はあります。

■ケブラー繊維は強度と消火性に優れている

防弾チョッキに使われる素材には、ケブラー繊維・金属・セラミックなどがあります。この中でもケブラー繊維を使用したものが定着しており、防弾チョッキにも多く使われています。

ケブラーの特徴は、引張強度が非常に高く、繊維同士がちぎれたり裂けたりしにくいこと。
その強度が銃弾を押しとどめる役割を果たしてくれます。消火性が高い素材のため燃えにくく、着用時に引火しても皮膚まで焼けないという優れた性能もあり、やけどの二次被害も起こりにくいのが特徴。また他の素材よりも軽くて動きやすいのもメリットです。

■防弾にも規格アリ！

防弾チョッキの性能は様々で、ネット上には安いもののどのくらいの性能があるのかわからないものもあります。

その目安となるのが、NIJ(アメリカの国立司法研究所)が定めている安全基準です。
このNIJが定めた安全基準は米軍や世界の警察などが採用しているので、この安全基準をクリアしているかどうかが一つの目安になります。

防弾の安全基準はレベルⅠ,ⅡA,Ⅱ,ⅢA,Ⅲ,Ⅳの6段階があります。
下記の表はNIJの基準に基づいて対応できるであろう代表的な拳銃を表記したものです。拳銃の一般的な性能データを基にしているので絶対的なものではありませんが、参考にはなるかと思います。

NIJの規格では銃弾の種類や初速などが決まっていて、NIJ規格をクリアするためには特定の条件下で発砲テストを行い弾丸が貫通しない必要があります。

またNIJの基準では貫通しないかどうかだけでなく、粘土に防弾チョッキをセットアップした状態で発砲し、粘土の凹みが44ｍｍ以下であるかもテストする必要があります。
これは粘土を人体と仮定して、粘土の凹みが大きい＝人体へのダメージも大きいということになります。
例えば靴の上に鉄の棒を落としたら、靴は貫通しなくても足はすごく痛いといったようなイメージですね。
同じくして、仮に防弾チョッキを貫通しなかったとしても、凹みが大きければ粉砕骨折や内臓損傷などの人体に大きな損傷を与える可能性があり、防弾チョッキの意味をなしません。

そのため、被弾インパクトによる凹み＝Deformation、BFS (Back Face Signature) が44mm以下でなければならないという基準もあります。

BFSは少なければ少ないほど被弾による人体への影響は少なく、安全性の高い防弾チョッキであるといえますが、BFSの値まで公開している商品はそう多くありません。

例えばレベルⅢAの製品は15.5gの44マグナム弾を5ｍの位置から5発発砲して、弾丸が貫通していません。
つまり「レベルⅢA」と表記されていれば多くのハンドガンの銃弾を防ぐことができます。

ちなみに紛争地などでよく使用しているAK47などのアサルトライフルはレベルⅢAでは防ぐことができません。
紛争地に行くときはアサルトライフルで撃たれないように注意しましょう。

また、一度でも銃弾を受けると、その衝撃によって着弾付近の繊維が膨張してしまうので、劣化しやすくなります。これにより、二度目の銃弾は貫通しやすくなることも。
着弾した場合は、速やかに取り換える必要があるということも知っておきましょう！

アメリカ陸海軍が認めたヘルメット「TEAM WENDY」

戦闘用のヘルメットは、最初古代エジプト人によって発明されたそうです。

初期のヘルメットは、皮や真鍮が用いられていました。
そういえばドラクエの「皮の防止」は防御力ヨワヨワの防具でしたね。

その後も戦闘において世界中のあらゆる時代のあらゆる軍隊で人々の頭部を守り抜いてきたヘルメットは現在、
どんどん進化してアメリカの特殊部隊などで使われています。

さて、同社のタクティカルヘルメットは、米軍で採用される高性能ヘルメットです。
用途によってナイトビジョンやヘッドセットの取り付けが可能で、アクセサリーを豊富に取り揃えています。

ヘルメットに必須の通気口もしっかりと空いていて蒸れることはありません。

ＴＥＡＭＷＥＮＤＹ　Ｅｘｆｉｌ

TEAM WENDYは1997年にオハイオ州クリーブランドで始まったヘルメット及びヘルメットアクセサリーのブランドです。
社名のウェンディとは、スキー事故で頭を打って亡くなった創業者の娘の名前で、同社では外傷性脳損傷のメカズムを研究して製品開発に役立てており、その製品は米軍を含む世界中で愛用されています。

Exfil LTPヘルメットは、軽量のタクティカル用ヘルメットです。

①ＢＯＡクロージャーシステムという機構により片手で簡単にあご紐の長さを調整したり着脱が可能です。

②Wilcox社製のマウントが付いており、ナイトビジョンやＧｏＰｒｏなどの取り付けが可能です。

これだけ防弾の話をしておいてなんですが、このヘルメットは防弾機能が付いていません。
防弾ヘルメットは米国輸出規制（ＥＡＲ／Export Administration Regulation）によりアメリカからの輸出を規制しています。
よって防弾ヘルメットの輸出に関してはアメリカ合衆国商務省産業安全保障局（ＢＩＳ／Bureau of Industry and Security）の許可を得るために申請書を提出する必要があります。
お気軽に本記事や世界のプロツールホームページよりお尋ねください。

U.S Armor

ユーエスアーマー（U.S　Ａｒｍｏｒ）社の防弾ベストはアメリカだけでなく多くの軍隊に採用されるプロフェッショナル防弾ベストです。

創業者の父親が第二次世界大戦中、アメリカ軍のパイロットでした。　防弾性能だけでなく、機敏性に優れた防弾ベストの開発の必要性を感じ、1969年に同社の前身である防弾ベストメーカーを設立。
その意思を受け継いだ創業者の息子が1986年に創業したのが「Ｕ．Ｓ　Ａｒｍｏｒ社」です。
以来四半世紀以上にわたり、アメリカ国内のみならず世界中の警察・軍隊に採用され、人々を危険から守り続けているメーカーです。

防弾規格は上でも述べているⅢＡで、超軽量仕様で抜群のフィット感を誇ります。